お子さまが一生健康な歯でいるために~小児歯科~

小児歯科について

小児歯科について

小児歯科とは、その名の通りお子さまを対象とした診療科目です。乳歯が生えはじめてから永久歯に生え替わるまでの期間は、こちらで診療を行います。乳歯は特に虫歯にかかりやすいため、虫歯治療と虫歯予防が主な診療内容となります。

小児歯科の主な治療内容

コンポジットレジン充填
コンポジットレジン充填

コンポジットレジン充填は、虫歯の削った部分にコンポジットレジンという歯科用のプラスチックを積める方法です。また虫歯だけではなく、欠けてしまった歯を治したり、すきっ歯を治したりすることも可能です。

金属ではなくレジンというプラスチックを使用するため金属アレルギーの心配もなく、さまざまな用途で使用できます。また治療期間も短く、レジンは歯に似ている色なので目立ちにくく、審美的な治療ができます。

シーラント
シーラント

シーラントは、奥歯の溝を歯科用プラスチック樹脂で塞ぐ処置方法です。永久歯に生え替わったばかりの奥歯は、大変溝が深く複雑な形をしています。そのため食べカスなどがはさまりやすく、歯みがきしづらいため、虫歯になりやすいのです。そこで奥歯の溝を歯科用プラスチック樹脂で埋めることにより、食べカスが入らないようにして虫歯を予防します。

フッ素塗布
フッ素塗布

エナメル質を強化し、歯の再石灰化に効果のあるフッ素を歯の表面に塗布する処置方法です。特に乳歯や生え替わったばかりの永久歯の虫歯予防に有効です。

治療をがんばったお子さまには……
治療をがんばったお子さまには

当院では、できるだけ痛くない・怖くない治療を心がけておりますが、どうしても治療を怖がって、苦手意識を持ってしまうお子さまもいます。そこで、がんばって治療をやり遂げたごほうびとして、当院からオモチャをプレゼント! 少しでも歯科医院に親しみを持ってもらえるよう心がけております。

歯の痛み、虫歯かもしれません~一般歯科~

「食べ物や飲み物が歯にしみる」「歯が痛い」などお口のトラブルは、虫歯の症状かもしれません。こちらでは、虫歯治療と当院の一般歯科について詳しくご紹介します。当院では、なるべく痛くない・怖くない治療を心がけております。少しでも「虫歯かな?」と感じることがあれば、ぜひお早めにご相談ください。

虫歯の進行段階と治療方法

進行段階 歯の状態 歯の状態 症状 治療
【C0】
ごく初期の虫歯
【C0】ごく初期の虫歯 虫歯菌が出す酸で、歯の表面にあるエナメル質が溶かされはじめています。歯の表面が白く濁ったように見えますが、まだ痛みはありません。 適切な歯みがき、フッ素塗布などによって治癒する可能性があります。
【C1】
エナメル質の虫歯
【C1】エナメル質の虫歯 さらにエナメル質が溶け、黒っぽく見えるようになります。まだ強い痛みを伴う段階ではありませんが、冷たい物がしみることがあります。 虫歯菌に冒されている箇所を削り、レジン(歯科用プラスチック)を詰める処置を行います。
【C2】
象牙質の虫歯
【C2】象牙質の虫歯 エナメル質のさらに内側にある象牙質まで虫歯が達した状態です。冷たい物だけでなく、甘い物を食べたときにもしみるようになります。 虫歯菌に冒されている箇所を削り、詰め物で補います。
【C3】
神経に達した虫歯
【C3】神経に達した虫歯 虫歯が神経まで達した状態です。特に刺激を与えていないときでも強い痛みがあります。歯髄壊死(神経が腐敗している状態)では痛みを感じない場合もあります。 「根管治療」を行って、むし歯菌に冒された神経を取り除き、被せ物で補います。
【C4】
歯根に達した虫歯
【C4】歯根に達した虫歯 虫歯が歯根まで達した状態。歯冠部分はほとんど溶けています。神経が死ぬことで一旦痛みはおさまりますが、そのまま放っておくと歯の根に膿が溜まり、再び激しい痛みが生じます。 抜歯となってしまうケースがほとんどです。抜歯後は入れ歯やインプラント治療などを行って、歯の機能を回復します。

進行した虫歯でも、歯を残せるかもしれません~根管治療について~

進行した虫歯でも、歯を残せるかもしれません~根管治療について~

歯冠部分がほとんど溶けてしまっているような重度の虫歯は、残念ながら抜歯となることがほとんどです。しかし、もう少し前の段階なら、根管治療を行うことで歯の根を残し、抜歯を避けられる可能性があります。

根管治療では、虫歯菌に冒された歯根内の神経や血管を取り除き、洗浄してから薬剤を詰めます。その上で被せ物を装着して削った箇所を補います。「抜歯しかない!」という状態になる前に、ぜひご相談ください。

虫歯にならないために予防しましょう

虫歯にならないために予防しましょう

一度虫歯になってしまった歯は、放っておいても治りません。また、たとえ適切な治療を受けたとしても、虫歯や治療のダメージは残ってしまいます。ダメージの蓄積は歯の寿命を縮めることにつながるため、なるべく虫歯や治療のダメージが少なく済むよう、早期発見・早期治療に努めることが大切です。

そして、もっと大切なのは「虫歯にならないようにする」ということ。当院では、そのための予防歯科に力を入れて取り組んでいます。予防の基本となるのは、歯科医院で受ける定期検診。さらに、ご自宅での歯みがきだけでは落としきれない汚れを除去する歯のクリーニング、お口に合った歯みがき方法の指導などによって、お口の健康維持をサポートしています。大切な自分の歯を守るために、私たちと一緒に予防に取り組みませんか?